ひとそれぞれ
誰にも見られていないのに元気に生える雑草を見たら、少し元気になりました。
前の記事にも書きましたが、何があったのかはその人にしかわからないってこと。
人に胸の内を打ち明けられる人もいれば、ずっと、もしかすると死ぬまで、誰にも打ち明けられない人だっている。
みんな大なり小なり日々事件があって、思うことあり、人知れず解決したり、ずっと影のように足元に引きずっていたり、そうして、「ひとそれぞれ」生きている。
重荷を分け合える誰かがいる人。
分割できない固い岩のような重荷を解けぬロープで背負い込んでいる人もいる。
誰にも言えなくてもいいから、周りにたくさん逃げ場があるといいな、と思います。
全く違う顔をできる友達がいたり、一人で気軽に立ち寄れるごはん屋さんや、余計なお世話をせず、お酒を出してくれる寛げる居酒屋さんとか。たまに甘えられる先輩や後輩も。
ずっと連絡をしなくてもたまにふとメールをくれる誰か、とか。もうしわけないと思わずに、委ねてみるのもいいものです。
頼る、頼られる。
「ひとそれぞれ」
あっていいのではないかな。
誰かの申しわけなさは、誰かにとっていつかの恩返しの機会になったり、そんなこともありますし。